看板を長く使うために

せっかく作った看板です。長くきれいに使用するためには定期的なメンテナンスが必要です。
何度も繰り返しますが、汚れたり壊れたりした看板を設置しておくのは無意味などころか逆効果です。
このページでは、看板のメンテナンスや点検について触れたいと思います。

電飾スタンド看板

ステンレス製の物は基本的にメンテナンスフリーですが、雨水などの汚れ、また道路に面した箇所に設置してある場合は排ガス汚れが付着します。 薄めた中性洗剤での清掃で十分ですが、台所用のステンレス洗剤を使っても良いでしょう。
注意が必要なのは鏡面ステンレスのスタンドです。ステンレス洗剤には研磨剤が含まれていますので、使用すると表面に細かなキズが付きくもってしまいます。 鏡面ステンレスはガラスクリーナーなどで清掃するときれいになります。 側板がステンレスでも、内部の骨組みがスチール製のスタンドもあります。表面がきれいでも、内部でサビが発生する場合もありますので、 蛍光灯交換時にチェックすると良いでしょう。

アルミ製のスタンド看板もサビは発生しませんので、メンテナンスフリーと言えます。また、アルミ製のサインは内部に鉄骨を持たないモノコック構造 の物が多いので、これも利点です。
※スタンド部分のみがスチール製のものもありますので注意して下さい。普段の使用でスチール部分に傷がつくと、そこからサビが発生します。傷が付いたら早めのタッチアップをお願いします。

スチール製スタンドも、表面は塗装してありますので簡単にはサビませんが、上記のとおり、傷がつくとそこからサビが発生します。同様にタッチアップして下さい。

蛍光灯の寿命は10000~12000時間と言われています。1日12時間点灯しても2~3年は持ちますが、内部の点検も兼ねて1年ごとの交換をお勧めします。
いずれの場合も、できればスタンド看板は毎日出し入れして下さい。夜間や休日出しっぱなしにすることで、イタズラされたり破損の可能性が上がります。
アルミ製のスタンドは軽量で出し入れしやすいですし、ステンレスやスチール製の物もキャスターが付いている物が多いです。
電源のケーブルの点検も定期的に行ってください。コード長さが足りない時は延長も可能ですが、ご自分で延長されるとメーカー保障の対象外になります。
風の強い日にはスタンド看板は屋外に出さないで下さい。転倒して看板自体の破損、また第三者災害もあり得ます。

突出し看板・袖看板・ファサード看板

脚立などで届く範囲ならスタンドサインと同様のメンテナンスで良いですが、高所の場合は業者に依頼する必要があります。
蛍光灯が切れてからの交換では遅いので、少なくとも2年に1度は専門の業者に蛍光灯交換とメンテナンスを頼みましょう。
内部のサビの発生や、取付アンカー部分のチェックなども同時に行ってもらえます。
高所作業車を使っての作業になると金額もかかってきますが、看板業者さんによっては1日に何件も同様の作業をまとめて行う場合もあるので、 前もってそのような依頼をしておけば比較的コストを抑えられるでしょう。
新商品としてLED蛍光管といった商品も登場しています。 長寿命で明るいと言った利点がありますので、交換するのも良いでしょう。

面板の交換

建植看板、スタンド看板、ファサード看板、どんな看板でも面板の変更は必要になってきます。
表示内容のリニューアルであったり、表示面自体の色あせであったり、また面板の破損であったり。
インクジェット出力した物も、カッティングシートで作成した物も、耐候性は持って5年と考えて下さい。
明らかに退色した看板や、面板の破損した看板は致命的です。早急な対応が必要ですので、やはり専門の業者さんとは信頼できる長い付き合いをしておきたいものです。
また、デザイン自体のトレンドも、ほぼ5年周期ですので、特にデザイン性を重視した看板の場合、前もってデザインのリニューアルについて打合せを行いましょう
電飾看板などのアクリル面板は紫外線等による経年劣化や破損が付き物です。面板を交換するときに「フレキシブルフェイス」に変更するのもお勧めです。
フレキシブルフェイスは透過性の強靭なテントシートの様なシートで、破損の心配が少なく、また大型看板を分割なく製作できると言っためりっとがあります。
リフォーム業者の多くは、看板工事は外注業者を使うところがほとんどなので、どうしても緊急の事態の対応が遅れます。
看板の専門業者はその点のレスポンスが良いですし、広いネットワークを持つ会社もあります。やはり、信頼のおける業者との付き合いは大事ですね。


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